特集 理学療法技能の評価と学習支援
理学療法領域における臨床技能の評価と学習支援の試み
3.福岡国際医療福祉学院での例―形成的評価としてのOSCEの実践
森田 正治
1,2
,
宮﨑 至恵
1
,
清水 和代
1
,
荒木 真由美
1
,
山口 寿
1
,
吉村 美香
1
,
玉利 誠
1
,
漆川 沙弥香
1
Masaharu Morita
1,2
1福岡国際医療福祉学院理学療法学科
2国際医療福祉大学大学院
pp.311-313
発行日 2012年4月15日
Published Date 2012/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102249
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当学院における診療参加型臨床実習と臨床技能評価の位置づけ
当学院は3年制専門学校ではあるが,診療参加型臨床実習として,1年次では前期末に見学実習(1日),後期末に検査測定実習(3日間),2年次では前期末に物理療法実習(3日間),後期末に評価実習(3週間),3年次では4月上旬に老人保健施設における地域理学療法学実習(9日間),5月上旬から臨床実習(18週間)を実施している.なかでも1,2年次で実施する実習の前には,学内の授業進度や実習内容に相応した臨床技能評価を実施している.基本的に3か月前には学生に臨床技能評価の実施と概要を伝え,臨床技能評価実施2週間前までには課題および評価基準を公表している.結果はすべて学生に開示し,その後,学生の臨床技能に対する学習支援も実施している(図1).
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