特集 東日本大震災と理学療法
一般病院を軸にした震災後の理学療法・士の支援活動
関根 忠男
1
,
菊地 健
1
Tadao Sekine
1
1いわき市立総合磐城共立病院
pp.209-214
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102215
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はじめに
東日本大震災は,地震・津波・原発事故と広範囲に甚大な被害をもたらしました.福島県は,東京電力福島第1原子力発電所(以下,原発)の事故による放射能物質の飛散という目に見えない恐怖に苦しめられています.福島県の被害状況は,11月25日の福島県復興対策本部によれば死亡者1,915名,行方不明者68名,避難者34,462名といわれています.
本稿では,被災地域の災害医療の核となる一般病院の震災時の様子とその後の復興活動を振り返るとともに,被災地の理学療法士の支援活動を通して私達は「災害時に何ができるのか」「何をすべきだったのか」を考えたいと思います.
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