阪神大震災
阪神大震災と医療支援活動
福田 邦昭
1,2
1(社)兵庫県臨床衛生検査技師会
2兵庫県立塚口病院検査部
pp.630-631
発行日 1995年7月1日
Published Date 1995/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902446
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はじめに
5千人を超える生命を一瞬にして奪った大震災,死傷者のあまりの膨大さゆえに,直後の緊急医療の立ち上がりは後手後手にまわり,甚大な被害をさらに増幅させた.病院が崩壊し,通信・交通手段や治療・検査に不可欠なライフラインは完全に途絶した.緊急事態に対応できなかった教訓はあまりに大きく貴いものだった.大いなる将来を期待していた若き会員を失った無念さを胸に,その悲しみを乗り越えての臨床検査技師として,災害発生直後,医療支援活動に着手した.
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