特集 小児の地域理学療法
一般病院における小児の理学療法
藤本 智久
1
,
久呉 真章
2
,
皮居 達彦
1
,
田中 正道
1
Fujimoto Tomohisa
1
1姫路赤十字病院リハビリテーション科
2姫路赤十字病院小児科
pp.391-397
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101408
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はじめに
近年,NICU(neonatal intensive care unit)におけるリハビリテーション(以下,リハビリ)の必要性が認識され,地域の病院のNICUや新生児病棟でも理学療法士が介入する機会が増えており,早期からの小児理学療法が注目されている1).また,一般病院では,NICUだけでなくICUや小児科病棟においても,急性期の小児理学療法を実施する機会が増えており,病院から療育施設へとつなげることも重要な役割である.本稿では,地域の基幹周産期センターでもあり,急性期を担う姫路赤十字病院(以下,当院)におけるNICUからの早期理学療法システムと,一般病院としての急性期の小児理学療法の取り組みについて述べる.
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