Japanese
English
短報
超高齢入院患者のリハビリテーション効果―FIMを用いた年齢区分別の比較
The effect of rehabilitation in the very elderly in-patient:comparison according to age division by using FIM.
根本 厚志
1
,
内山 真由美
1
,
構 直子
1
,
渥美 磨子
1
,
小泉 麻子
1
,
菊池 友宏
1
,
金原 彰子
1
,
石川 彰子
1
,
鳥羽 南海子
1
,
角田 里紗
1
Nemoto Atsushi
1
1浴風会病院リハビリテーション科
キーワード:
超高齢入院患者
,
FIM
,
リハビリテーション効果
Keyword:
超高齢入院患者
,
FIM
,
リハビリテーション効果
pp.1053-1055
発行日 2008年12月15日
Published Date 2008/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101312
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要旨:入院患者を対象として,超高齢者(85歳以上)と前・後期高齢者(65~84歳)のリハビリテーション効果について,FIMを用いて比較・検討を行った.超高齢者のFIMの改善は,前・後期高齢者に比べ有意に小さい結果となった.年齢とFIMの改善は全体的には弱い負の相関を示したが,90歳を超えると負の相関が強まる傾向がみられた.超高齢者では,前・後期高齢者に比べFIMが低下した者の割合が高かったが,その多くは全身状態や精神状態の悪化によりリハビリテーション中止を余儀なくされた者であった.超高齢者ではFIMが大幅に改善した者の割合は低かったが,それでも約25%に前・後期高齢者の平均を超える改善がみられており,超高齢者のリハビリテーション効果は個人差が大きいことが示された.
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