講座 補装具の開発変遷・1【新連載】
大腿義足のソケットの開発変遷
長倉 裕二
1
,
大沼 雅之
2
Nagakura Yuji
1
1熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
2株式会社澤村義肢製作所
pp.421-428
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101179
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はじめに
義足ソケットはman-machine-interfaceとして重要な役割があり,高機能な義足部品を使用していても,ソケットの適合(fitting)の状態が義足の良し悪しを決定することになる.ソケット開発の変遷をみると,使用材料や材質の開発が進み,形状も大きく変化してきており,そこには製作者の考え方が様々に反映されている.本稿では,大腿義足ソケットの開発変遷とその特徴について述べ,理学療法を行う上での留意点について解説する.
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