特集 アジアの理学療法
ACPT加盟国の理学療法
4.インドネシアの理学療法
小林 義文
1
Kobayashi Yoshifumi
1
1福井県立病院
pp.387-391
発行日 2008年5月15日
Published Date 2008/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101170
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はじめに
インドネシアは,16世紀以降,オランダ領東インド時代から日本による統治を経て1945年に独立したが,再度オランダとの独立戦争に突入,戦争終結までに約80万人にも及ぶ犠牲者を出した.そして,1950年8月,オランダから主権を委譲されたインドネシア連邦共和国の解散に伴い,単一のインドネシア共和国が発足した.この頃,戦争で負傷し,障害を負った若者のためにリハビリテーションが開始され,ソロ(正式名称:スラカルタ)市にあるソハルソ社会リハビリテーションセンターがその拠点となった.筆者は,1984年にこのセンターを訪れて以来,細々とではあるがインドネシアとの交流を続けている.本稿では,今日までの関わりを通して,インドネシアの理学療法についてまとめる.
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