学校探検隊
こだわり続けていること
赤松 眞吾
1
,
澤井 美紀
1
,
山本 美弥子
1
,
横山 りえ
1
1国立療養所近畿中央病院附属リハビリテーション学院
pp.1068-1069
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100935
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「本校の概要」について
国立療養所近畿中央病院附属リハビリテーション学院は大阪府堺市にあります.この地は平安時代に摂津・河内・和泉の3国の境に位置しているところから「さかい」と呼ばれるようになりました.また,堺には仁徳陵をはじめ,100数基からなる百舌鳥古墳群がつくられました.そんな歴史のある地に当学院は昭和48年に開校し,今年4月に31期生を迎え,卒業生も理学療法学科で502名,作業療法学科と合わせると966名になります.当学院は国立養成校としては2番目,理学療法学科では全国8番目に開校し,養成校としては歴史のある学校です.現在,理学療法士養成校は全国に163校,大阪には16校あり,このうち,国立(厚生労働省立)の学校は6校です.国立の養成校は日本における草分け的存在です.
当学院理学療法学科の定員は20名で,修業年限は3年制です.学生数は大変少なく作業療法学科とあわせても総数120あまりです.しかし,それ以上にこぢんまりしているのが学院の校舎です.本院の敷地は非常に広大なのですが,その正門を入ったすぐ右手にある二階建ての建物が学院校舎です.学院を見学に来られた方の第一印象はだいたい「ちっちゃいなぁ」です.そして,その後に「古いなぁ」というコメントが続きます.設備も似たようなもので,開校時から使っている歴史博物館が開けそうな備品が数多くあります.「物は大切に使おう」というより「使える物は使おう」という感じです.私(赤松)は当学院の12期生で,臨床で12年働き,5年前に教官としてやって来ました.
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