特集 ヘルスプロモーション
地域住民を対象としたヘルスプロモーション事業―医療機関における実践例
半田 一登
1
,
奈良 勲
2
,
堤 文生
3
Handa Kazuto
1
1九州労災病院リハビリテーション科
2広島大学大学院保健学研究科
3東筑紫学園九州リハビリテーション大学校
pp.463-468
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100497
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九州労災病院では「健康日本21」への積極的な取り組みとして,平成14年度から「勤労者健康づくり21」と称したヘルスプロモーション事業(図1)を行っている.本事業の意図は,公的な医療機関の使命として,勤労者および地域住民を対象として主に生活習慣病の予防・健康増進を目的としたヘルスプロモーションの実践活動を展開することである.本事業を開始したもうひとつの背景は,①理学療法士の専門的知識をヘルスプロモーションに活用できる,②理学療法科の運動療法・物理療法機器を活用できる,③リハビリテーション室の広い面積を活用できるなどであった.
本事業を具体化するために院内で特別委員会が設置され,委員長には副病院長,委員には代謝内科部長・循環器内科部長・高血圧科部長・脳血管内科部長・リハビリテーション科部長・検査科部長,そしてリハビリテーション科技師長である筆者(半田)が選任された.
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