特集 ヘルスプロモーションの実践・1
ヘルスプロモーションの理念
島内 憲夫
1
1順天堂大学スポーツ健康科学部
pp.244-249
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902484
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21世紀を迎えて,世界中の人々は人類の夢の実現に向かつて大きく羽ばたこうとしている.その夢とは,ヘルスプロモーションである.ヘルスプロモーションは,まだ15歳の思春期真っただ中の中学生である.ようやく周りから認められ,自らの存在価値に自信を持ちはじめたところである.
ヘルスプロモーションは,今から15年前の1986年11月17日〜21日にカナダのオタワで開催されたWHO主催の「第1回ヘルスプロモーションに関する国際会議」で生まれた1).本稿では,このヘルスプロモーションについて,まず「定義・目標・原理・活動」,次に「ヘルスプロモーションを展開する時の注意点」,そして「ヘルスプロモーションの日本的な展開」,最後に「リスクファクター探しからハッピーファクター探しへのシフト」と題して説明をしていこう.
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