報告
保存療法における棘上筋損傷に対する理学療法効果―棘下筋活性化運動に対するシングルケーススタディーによる検証
山岸 茂則
1
,
池内 健
1
,
竹前 秀一
1
,
畑山 香
1
,
若宮 一宏
2
,
町田 孝文
3
,
秋田 哲
4
Yamagishi Shigenori
1
1飯山赤十字病院リハビリテーション科部
2飯山赤十字病院整形外科
3飯山赤十字病院検査部
4東京衛生学園専門学校リハビリテーション学科
キーワード:
腱板損傷
,
保存療法
,
棘下筋活性化運動
,
理学療法
Keyword:
腱板損傷
,
保存療法
,
棘下筋活性化運動
,
理学療法
pp.459-463
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100098
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肩腱板損傷後の保存療法の有効性に関しては諸家の報告1~9)があるが,おおむね有効であるという見解は一致している.平野ら2)は,中・長期的経過についても良好であると報告している.
保存療法の予後に影響する因子については,初診時外旋可動域4)・棘下筋腱断裂の程度4)・棘下筋筋力10)・完全断裂群における断裂長径5)・年齢10)・職業11,12)などが報告されている.しかし,保存療法の介入に対して科学的に検討した研究は非常に少なく,さらに保存療法における理学療法の介入方法について検討した報告も少ない.
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