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文献抄録
脳卒中急性期患者(発症後3週間以内)と慢性期患者(発症後6か月以上)における立位バランスと対称性の測定の関係
Relationships between standing balance and symmetry measurements in patients following recent strokes(3 weeks)or older strokes(6months)
吉川 奈美子
1
1横浜市立脳血管医療センターリハビリテーション部
pp.199
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100044
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目的:バランスの評価は,脳卒中者の評価に不可欠の要素である.The Functional Standing Balance Scale(FSBスケール)は脳卒中者の姿勢コントロールとバランスを評価するものであり,体重分布・静的バランス・動的バランスの3つの構成要素から成り立っている.この研究の目的は,脳卒中急性期患者と慢性期患者に対する,FSBスケールの結果とフォースプラットホームによる姿勢動揺と左右対称性の測定結果を比較して,FSBスケールの妥当性を調査することである.
対象と方法:入院中の脳卒中急性期患者(発症後1~3週)26名,外来通院中の脳卒中慢性期患者(6か月~13年)28名を対象とした.選定基準は,介助なしで30秒間の立位保持が可能で,指示が理解可能な者とした.FSBスケールとフォースプラットホームの測定は同日に行われ,FSBスケールの結果とフォースプラットホームによる姿勢動揺と左右対称性の測定結果は,スピアマン順位相関係数およびピアソンの相関係数で分析した.
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