増刊号 血液検査実践マニュアル
Part 8 遺伝子関連検査
1.染色体検査
2)検体の採取と注意点
田村 高志
1
1杏林大学保健学部臨床遺伝学教室
pp.933
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905518
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はじめに
主題は造血器腫瘍の染色体検査であるが,染色体検査の基本は末梢血リンパ球から得られた標本を分析することであるので,末梢血についても解説する.
前項で述べたように,染色体検査は目的によって検査材料が異なってくる.通常の染色体検査では先天異常を対象としていることから,乳幼児からの検体採取が容易な末梢血が一般的である.
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