病気のはなし
MGUS
加納 正
1
1加納内科
pp.1262-1266
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903986
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新しい知見
生体は抗原刺激を受けると抗体を産生する.この抗原刺激に反応して,参加した抗体産生細胞群の中から,ときに非腫瘍性単クローン性増生(MGUS)が認められる.さらに,これが腫瘍性格を獲得すると,骨髄腫に進展する.まれにM成分に対応する抗原が同定されることがある.筆者はこのような症例を検討して,最初の抗原刺激から骨髄腫と診断されるまでの期間は40年前後と推算した.
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