連載 久米エコー:手術のための立体的進展度診断
14.肝門部胆管癌のUS―USだけでどこまでわかるの?
久米 明倫
1
,
二村 雄次
1
1名古屋大学医学部第一外科
pp.441-448
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100475
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はじめに
二村(二) こんにちは,二村です.今回は右肝管癌の患者さんが紹介されてきました.だいたい検査は済んでるので私は前医の写真をチラッとは見ていますが,今回は久米先生にはそれを見せないで,超音波(US)だけでいったいどのぐらいまでわかるのかを試してみようと思います.それでは久米先生,お願いします.
久米(久) こんにちは,久米です.それでは今回は私は聞かないようにしますから,二村教授に患者さんの病歴を紹介していただきましょう.
二 はいはい….
患者のプロフィール
66歳男性.7か月前,検診で高コレステロール血症を指摘され,以来某総合病院通院中.1か月前,肝機能異常あり,USで右肝内胆管拡張を指摘され入院.精査で右肝管癌と診断され,本日当科へ転入院.
使用機種
装置:GE横河メディカル,LOGIQ 500 ME;
探触子:2~5MHz可変周波数コンベックス型
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