技術講座 病理
簡便なアンモニア銀液の作製方法
二反田 隆夫
1
,
楢原 真二
1
,
吉田 愛知
2
,
吉田 浩己
3
,
丸山 征郎
4
1鹿児島大学医学部附属病院検査部
2鹿児島大学医学部病理学第1講座
3鹿児島大学病理学講座
4鹿児島大学医学部臨床検査医学講座
pp.1069-1077
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903648
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新しい知見
現在,病理組織診断において神経系線維,細網線維(および膠原線維),基底膜および真菌類の染色に用いられている鍍銀法が組織染色に応用されたのは,1904年,Bielschowskyが神経原線維を鍍銀染色で染めたのが最初である1〜4).
組織染色に使われ始めたころの鍍銀法は染色結果が不安定であった.そのために,染色性の安定した鍍銀法の開発を目的とした染色法の改良と,いろいろな調製条件のアンモニア銀液が考案・工夫されている5).
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