技術講座 免疫
抗核抗体測定法
淺沼 ゆう
1,2
,
川合 眞一
2
1横浜総合病院内科
2聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
pp.1059-1065
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903646
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
新しい知見
抗核抗体の測定はどの施設でも行えるようになり,膠原病を診断していく過程で有用な検査として利用されている.また,従来の間接蛍光抗体法以外にELISA法などの新しい測定法が開発されつつある.しかし,抗核抗体検査には必ず一定の率で偽陽性例があり,たとえ新規の方法であっても,抗核抗体が検出されたからといって安易に診断を下すべきではない.測定方法の違いによって得られる結果も異なることがあるので,抗核抗体の検査結果を見る際には,どの測定法によって施行されているかをよく知る必要がある.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.