技術講座 生理
小児領域における腹部超音波検査—腹痛症例に対する有用性を中心に
野坂 俊介
1
,
黒木 一典
1
,
石川 徹
1
,
桜井 正児
2
,
永江 学
2
1聖マリアンナ医科大学放射線医学教室
2聖マリアンナ医科大学病院超音波センター
pp.769-777
発行日 1998年8月1日
Published Date 1998/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903580
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新しい知見
超音波検査(US)は,その簡便性と非侵襲性から,小児腹痛症例に対する画像診断において必要不可欠な検査法の1つである.目標臓器が小さい小児では高周波探触子を使用できることが利点として挙げられる.一方,USの欠点としては,所見が再現性に乏しいことや,画像の良し悪しが術者に依存することが挙げられる.最近の知見としては,カラードプラやパワードプラを用いることにより血流情報を正確に知ることが可能になったことが挙げられる.
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