増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第III章 細胞診
4.細胞診断学各論
9)脳脊髄液
三宅 真司
1
1東京医科大学病院病理部
pp.266-267
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903519
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はじめに
脳脊髄液は脳室およびクモ膜下腔を満たしている液体で,主に側脳室の脈絡叢より産生され,側脳室から第三脳室,中脳水道,そして第四脳室を経て脳および脊髄のクモ膜下腔に入る.
脳脊髄液の役割には中枢神経系への衝撃に対する緩衝,神経細胞の浸透圧平衡の保持,中枢神経の分解不要物質の除去などがある.
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