マスターしよう検査技術
骨髄塗抹標本の作りかた
鈴木 千恵美
1
1東京都老人医療センター研究検査科血液検査室
pp.981-987
発行日 1995年11月1日
Published Date 1995/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902548
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骨髄穿刺検査は,古くから実施されてきた検査法の1つであり,血液細胞形態や細胞量による骨髄内形成の程度を知るうえで重要な検査である.
最近では,自動血球分類装置の発達・成果が大いに期待されてはいるが,異常細胞の判定や骨髄像分類は,最終的には人間の目によって判定しなければならない.それらの細胞判定を容易にするためには,良好な塗抹染色標本の作製が大切である.ここでは,骨髄から得られる情報について述べ,骨髄塗抹標本の作製について解説する.
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