増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅴ.眼振電図検査法
3.検査の実際 1)検査の進めかた
山根 雅昭
1
1東京警察病院耳鼻咽喉科
pp.277-284
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902375
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前処置
検査室は照明を消したときに真っ暗になるように遮光カーテンなどで外部の光を遮っておく.また交流コンセントからのハムなど,電気的ノイズが入らない場所を選ぶ.被検者が汗をかくと電極抵抗が変化して記録が不安定になるから空調設備が必要である.
被検者の状態を十分に把握する.一定時間椅子に座っていられるか,移動に介助が必要か,意識レベルが低下していないか,難聴がないか,視標が追えるだけの視力があるか,失神発作やてんかんなどの既往はないかなどをチェックし対応する.
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