増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅰ.超音波検査法
3.検査の実際
2)上腹部
(1)肝臓 検査の進めかた
鶴岡 尚志
1
1虎の門病院臨床生理検査部
pp.55-57
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902314
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肝臓の解剖と走査法
超音波像では1断面で描出できる範囲に制限があるため,どの部位の断面であっても肝臓の全貌を描出することは難しく,これが肝臓の立体解剖の理解の妨げとなっている.肝臓の形態を把握するには,まず体内にある状態での外観と,肝内脈管の立体構築を頭に入れておき,各断面での内部構造を理解しながら組み合わせるトレーニングが必要である.
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