増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅰ.超音波検査法
3.検査の実際
1)心臓
(1)心エコー図法(断層法,Mモード法)
遠田 栄一
1
1三井記念病院中央検査部
pp.23-41
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902311
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心エコー図法が循環器疾患の正確な病態把握と診断に大きな役割を果たしているのは周知のとおりである.これは装置の改良・開発により精度の高い画像が得られるようになったことや,患者への侵襲がないため一般臨床の場にも広く普及することになったことが大きい.このような状況下では検査件数も飛躍的に増加し,循環器専門医のみならず一般臨床医,臨床検査技師にも正しい検査の進めかた,正確な判読技術の習得が求められている.
ここでは断層法,Mモード法を中心に臨床検査技師が行う検査として,どの程度の内容をカバーしていなければならないかということを中心に述べる.
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