増刊号 解剖と正常像がわかる! エコーの撮り方完全マスター
Ⅴ章 心臓〈断層法・Mモード法〉
岡庭 裕貴
1
1群馬県立心臓血管センター技術部
pp.899-926
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104051
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「基本はやはり断層法」
心エコー図検査を樹木に喩えると,「断層法」は幹であり「Mモード法」や「ドプラ法」は枝葉にあたる.幹がしっかりとしていない樹木は,風雪に負けて折れてしまう.これと同様に,心エコー図検査では骨格となる「断層法」が基本であり,これが歪んでいてはどんなに立派な枝葉が付いていても正しい検査結果を導き出すことはできない.
そこでここでは,正しい断面像とその描出方法について解説し,計測のポイントについて述べる.
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