増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅰ.超音波検査法
3.検査の実際
1)心臓
(2)ドプラ法(パルス,連続波,カラー)
広仲 英治
1
,
高元 俊彦
2
1信州大学医学部附属病院中央検査部
2佐々木研究所附属杏雲堂病院循環器科
pp.43-54
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902313
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
検査の進めかた
ドプラ検査で何を評価するか
心臓および血管腔内の異常血流を検出し,疾患または病態の把握に必要な情報を入手する.具体的には,カラードプラ法による異常血流の有無と逆流疾患の半定量的評価,連続波ドプラ法による狭窄部位での圧較差や弁口面積の算出,パルスドプラ法による心室の収縮および拡張機能を評価することなどである.通常ドプラ法は単独で用いられることはなく,一連の超音波心臓検査の中で施行される.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.