病気のはなし
心筋梗塞
古野 貴志
1
,
土居 義典
1
1高知医科大学附属病院老年病科
pp.558-563
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902061
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サマリー
心筋梗塞は心疾患の中でも致命率が高く,発症早期の管理が特に重要な疾患である.本態は冠血流の途絶に基づく心筋の壊死であり,通常,基礎に冠動脈硬化症を有する.特有の胸痛を主訴とし,心電図と心筋逸脱酵素により診断される.急性期治療の主体は再灌流療法と合併症対策である.慢性期に残存する心筋虚血と心機能の評価を行い,冠血行再建術の適応を決定する.
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