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わが国の喫煙防止教育研究の課題
野津 有司
1
1秋田大学教育学部
pp.458-459
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902030
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青少年の喫煙防止教育研究について欧米の進展を観察すると,おおむね3相を経てきている.つまり,研究の第1相は1960年代から始められ,大規模調査による青少年の喫煙行動の実態把握に努力された.第2相は1970年代から80年代にわたり,有効な教育プログラムの開発とその普及に主眼が置かれた,そして第3相は1980年代から90年代にかけて,青少年の喫煙を促進する社会的環境要因の改善に取り組まれている.一方,わが国の青少年に対する研究の取り組みは,欧米に比べて遅れている.以下に,これら3相に沿って2,3の課題を示す.
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