検査ファイル
大発作と小発作
松岡 洋夫
1
1東北大学医学部附属病院精神科
pp.620
発行日 1993年7月1日
Published Date 1993/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901628
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はじめに
てんかん発作には種々の発作型があるが,最近では1981年に提案された国際分類1)が用いられている(表).これは発作症状と脳波所見に基づいて発作の起始部位から分類するものである.これには大発作および小発作という用語は載っていないが,臨床場面では慣用的に用いられている.なお,てんかんはてんかん発作という共通の臨床徴候を示すが,さまざまな病態を含んだ症候群であるため,てんかん発作の国際分類に加えて疾病分類としてのてんかん症候群の国際分類2)も別にあることに注意されたい.
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