Japanese
English
研究と報告
計算によって誘発される小発作欠神
Petit Mal Absence Precipitated by Calculation
青木 恭規
1
,
小笠原 暹
2
Yasunori Aoki
1
,
Noboru Ogasawara
2
1国立仙台病院精神科
2東北大学医学部神経精神科
1Clinic of Psychiatry, National Sendai Hospital
2Dept. of Neuropsychiatry, Tohoku Univ. School of Med.
pp.135-142
発行日 1975年2月15日
Published Date 1975/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202274
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I.はじめに
計算によって誘発されるてんかん発作の症例は文献上きわめて稀で,これまでIngvar(1962)ら15)によって報告された1症例と,Bickford(1956)ら2)が読書てんかんの中で簡単に触れた1症例があるにすぎない。われわれは小発作(稀に大発作)を有する症例の治療経過中に,"計算"が恒常的にてんかん発作を誘発することを見出したので若干の考察を加えて報告する。
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