検査ファイル
交流ゼーマン原子吸光法
渡辺 正一
1
1(株)エスアールエル臨床化学部分離分析課
pp.618-619
発行日 1993年7月1日
Published Date 1993/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901627
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はじめに
生体試料中金属の定量分析には,金属の種類や濃度により原子吸光分析,プラズマ発光分析など,種々の装置が用いられているが,操作が容易で測定値の正確性・精密性などの面から原子吸光分析が広く利用されている.原子吸光分析における最近の特色はゼーマン(Zeeman)効果を利用したバックグラウンド補正の進歩である.極微量元素分析の必要性からファーネス原子吸光法が普及し,それにつれて高精度のバックグラウンド補正が要求されるようになり,その進歩には目覚ましいものがある.
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