診断のポイント
てんかんの小発作
水野 隆
1
1東北大・小児科
pp.1278-1280
発行日 1966年9月10日
Published Date 1966/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201462
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はじめに
小発作てんかんは小児の方がはるかに成人より多いといわれている。しかしながら,てんかん全体からみると,その発生率は比較にならぬほど少ないことも事実である。このことは大発作てんかんに比較して小発作の臨床像が地味なことともあいまつて,日常の臨床上でとかく小発作てんかんが見逃がされやすい原因となつている。
小発作てんかんの分類:小児科領域としてはつぎのように分類するのが便利である。1)点頭てんかん(infantile spasms),2)失立発作(akinetic jerk),3)アブサンス(absence),4)ミオクロヌスエピレプシー(myoclonus epilepsy)。
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