増刊号 臨床化学実践マニュアル
V.分析基礎技術
6.免疫学的測定法
(2)EIA
市原 清志
1
1川崎医科大学検査診断学
pp.298-303
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901554
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■測定原理
エンザイムイムノアッセイ(enzyme immunoassay;EIA)とは,基本的には抗原または抗体の標識に酵素を用いたイムノアッセイを指すが,実際には,基質,補酵素または酵素活性阻害物質で標識し,検出段階で酵素を用いる場合も多い.一方,酵素を用いてはいるが,その基質に通常の呈色物質でなく,蛍光物質や化学発光物質を用いる場合も多く,それを蛍光イムノアッセイや化学発光イムノアッセイに含めるべきか,分類が難しい.本稿ではEIAを一番広義にとらえて,最終的に酵素活性を使って反応を定量化しているものをすべて含めて解説する.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.