今月の主題 肺機能検査から疾患肺へ
トピックス
EIAをめぐって
榎本 哲
1
,
堀江 孝至
2
Satoshi ENOMOTO
1
,
Takashi HORIE
2
1日本大学医学部・第1内科
2日本大学医学部・内科
pp.2108-2109
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217551
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気管支喘息患者が運動後に呼吸困難を訴えたり,喘息発作を誘発されることは日常しばしば経験される.これらはexercise-induced asthma(EIA)と呼ばれ,主に喘息患者に起こる非特異的な現象として理解されている,EIAは比較的簡単に誘発でき,発作の持続も短かいため喘息研究のモデルとして多くの研究成果が発表され,発現機序についてもかなり究明されている.本稿ではEIAの発症に影響する因子,発症機序,治療について最近の成績も含めて概説する.
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