増刊号 臨床化学実践マニュアル
II.日常検査における異常値への対応
3.含窒素成分
(2)クレアチニン,クレアチン
大澤 進
1
1千葉大学医学部附属病院検査部
pp.90-91
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901497
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■検体の取り扱い
血清中のクレアチニン(Cr)は運動や食事には影響されないが,血清クレアチンは運動により変動がみられる.日内変動はクレアチニン,クレアチンともみられ,15〜19時ごろに最高になるが,この変動幅は10mg/l程度と小さい.
血清クレアチニン,クレアチンは比較的安定で,室温でも4〜7日,また冷蔵では1週間は十分安定とされている.凍結(-20℃)ではともに数か月安定であり1),血清の取り扱いは容易である.
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