トピックス
メバロン酸と家族性高コレステロール血症
大久保 実
1
1虎の門病院内分泌代謝科
pp.649-651
発行日 1991年7月1日
Published Date 1991/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900764
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はじめに
コレステロールは1784年に胆石から初めて分離されて以来,常に衆目を集め,コレステロールの構造解析に寄与したWieland,Windausら,立体異性体の検討を行ったBarton,Hasselはノーベル化学賞を,生合成経路を解明したBloch,Lynen,細胞レベルでの代謝経路を明快に示したGoldstein,Brownは医学生理学賞を授賞するなどコレステロールをめぐる15人の研究者がノーベル賞授賞者となった1).コレステロールは食事から摂取するほかに,生体内で新たに合成されていることは,意外に知られていない.
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