疾患と検査値の推移
肝癌
今村 潤
1
1がん・感染症センター都立駒込病院肝臓内科
pp.528-533
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207543
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Point
●肝癌は主に肝細胞癌を指し,慢性肝炎・肝硬変などなんらかの肝疾患を背景に発生するという特徴をもつ.
●治療法は種々あり,腫瘍の状態および肝機能を考慮して決められるため,検査値が重要となる.
●肝機能を評価するために,血清アルブミン,血清ビリルビン,プロトロンビン活性の測定は必須である.
●病勢および治療効果の評価のために,腫瘍マーカーであるα-フェトプロテイン(AFP)とPIVKA-Ⅱが用いられており,大変役立つ.
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