増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques
Situation 2—検査の実施
糞便検査
—ココがポイント!—便潜血検査
石澤 毅士
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.327-329
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206788
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Quality Controlのために
・便潜血検査には,化学法と免疫法があり,現在では免疫法がほとんどである.
・免疫法はヒトヘモグロビン抗体を用いた抗原抗体反応を原理としており,ヒトヘモグロビンに特異的であり,下部消化管出血のスクリーニング検査として有用である.
・上部消化管出血では検出率が低いため注意が必要である.
・採便後,室温に保存すると偽低値となるので,速やかに検査をするか,検査まで冷蔵保存する.
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