技術講座 病理
病理組織標本作製における各種脱灰方法の選択
磯﨑 勝
1
1小田原市立病院病理診断科
pp.750-758
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206563
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Point
●酸性脱灰液とエチレンジアミン四酢酸(EDTA)の脱灰能力の違いを理解し,検体に則した脱灰処理を行う.
●表面脱灰は,ターンアラウンドタイム(TAT)を変化させることなく脱灰でき,組織への障害も最小限で済むため,頻度が高くなっている.
●脱灰方法は,脱灰液の原理を理解し,対象となる組織の性状をよく確認したうえで,選択する必要がある.
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