技術講座 血液
t-PAとPAIの測定法
秋山 淑子
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.1184-1188
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205672
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サマリー
プラスミン(PL)がその活性を発現するためには,活性化酵素,プラスミノゲン・アクチベーター(PA)を必要とする.PAはその由来から,組織型PA(t-PA)とウロキナーゼ型PA(u-PA)とに分けられる.また線溶の行きすぎを調節する拮抗物質として,α2プラスミンインヒビターとともにプラスミノゲン・アクチベーター・インヒビター(PAI)が重要な役割を担っている.PAはPAIによって調節されるので,測定は両者について行うのが望ましい.
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