先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
腫瘍マーカー
TPA
秋谷 清
1
,
中島 裕史
1
Kiyoshi Akiya
1
,
Hiroshi Nakajima
1
1東京医科大学産婦人科教室
pp.504-507
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207416
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TPA (Tissue Polypeptide Antigen)はBjörklundら(1957)によって乳癌,肺癌,子宮癌などに共通する癌関連抗原として報告されたもので,癌組織のほかに胎盤,胎児の肝,肺,消化管に大量に含まれるため,癌胎児胎盤抗原ともいわれている。
腫瘍組織の抽出液でTPAはSDSゲル濾過クロマトグラフィーにより4つのピーク(A, B1, B2, C)に分かれ,そのうち最も活性の大であるのはB1,分画である。
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