技術講座 血液
FDPの測定法2—ラテックス凝集の光学的自動測定法
安室 洋子
1
,
大竹 順子
2
,
秋山 淑子
3
1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部
2順天堂大学病院中央臨床検査室
3東京大学病院中央検査部
pp.338-344
発行日 1987年4月1日
Published Date 1987/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204042
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従来のFDP測定法はもっぱらラテックス凝集をスライド上で肉眼的に判定する方法で,前号でその解説を行った.これは迅速性,簡便性に利点はあるが多数検体を処理するには限界があった.
近年,近赤外光によりラテックス凝集反応を光学的に測定するRatex Photometric Immunoassay(LPIAシステム)1)が開発され,次いで可視光を用いたLatex Agglutination Photometric Assay(LAシステム)2)が開発された.さらに最近では,生化学的検査用の自動分析機(Cobas bio,Cobas fara)を用いてのラテックス凝集反応の測定も可能となった.
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