技術講座 血液
FDPの測定法3—酵素免疫測定法
秋山 淑子
1
,
西田 俊明
2
1東京大学病院中央検査部
2埼玉県立小児医療センター臨床検査部
pp.711-716
発行日 1987年5月1日
Published Date 1987/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204145
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前回までに半定量的な測定法としてラテックス凝集法,定量的な測定法として光学的ラテックス凝集法1)について述べたが,今回は定量的な測定法としての酵素免疫測定法(EIA)についてテストチームFDP(第一化学)とヤトロンで開発中のFDP測定用試薬を中心に述べる.
EIAシステムを原理的に大別すると表1のようになる.テストチームFDPはheterogeneous EIAの抗体固相法を,ヤトロンの方法はhomogeneous EIAのAEST(associated enzyme sensitive technic)法を基本原理としたものである.
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