技術講座 血液
血小板算定法
大竹 順子
1
1順大病院中検
pp.62-63
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200432
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血小板算定法は多くの方法があるが,その理由として血小板は異物面に粘着・凝集し破壊されやすいために操作の途中で減少したり,大きさが約2〜4μのために見落としたり,またゴミと誤認しやすいなどが考えられる.算定法は間接法,直接法,自動機械法に大別される.直接法はどの方法でも一定の割合に希釈し計算板に入れて算定,1mm3中の値を出す.間接法はあらかじめ1mm3中の赤血球数を別に算定し塗抹標本を作製し,赤血球1,000個算定する間に出てくる血小板を数え,1mm3中の血小板数に換算する.機械を使用する方法は血小板富有血漿(PRP)または全血を溶血させて算定する.
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