技術講座 生理
乳房における造影超音波の果たす役割
位藤 俊一
1
1地方独立行政法人りんくう総合医療センター
pp.670-675
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104323
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Point
●造影超音波はCT,MRIなどの造影剤に過敏な被験者や腎機能障害を合併した患者にも安全に行うことが可能であり,時間分解能,空間分解能に優れる簡便な検査法である.
●良悪性の鑑別に有用であり,針生検や穿刺吸引組織生検などインターベンション手技の必要性の有無を評価できるため,不必要なインターベンションが回避可能である.
●乳房領域の撮像後に肝臓を撮像することにより,精度の高い肝転移診断も可能である.
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