技術講座 病理
改良ガリアス・ブラーク染色法の手技とその意義
羽賀 千恵
1
,
秋山 治彦
1
1東京都医学総合研究所 認知症プロジェクト
pp.662-669
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104321
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Point
●改良ガリアス・ブラーク(G-B)法は,ピック(Pick)球以外のタウ異常蓄積や多系統萎縮症(MSA)のα-シヌクレイン異常蓄積を選択的に染色することができる.
●免疫組織化学よりもホルマリン固定の影響を受けにくく,染色コストも低いことから,神経変性疾患の病理組織診断において極めて有用である.
●用いる試薬と染色のステップ数は多いが,反応液の多くは作り置きができるので,慣れてしまえば難しい染色法ではない.
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