Q&A 読者質問箱
ALKやEGFRなどの遺伝子検査を細胞診検体を用いて行えると聞いたのですが,どのような方法で行えばよいのですか?
土田 秀
1
,
中里 宜正
2
1群馬県立がんセンター病理検査課
2獨協医科大学病理学(形態)
pp.574-576
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104302
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Q ALKやEGFRなどの遺伝子検査を細胞診検体を用いて行えると聞いたのですが,どのような方法で行えばよいのですか?
A 肺癌は組織型によって小細胞肺癌と非小細胞肺癌に大きく分類されます.非小細胞肺癌の薬物療法では,殺細胞性抗癌剤に加えて,分子標的治療薬の開発に伴って治療の個別化が進み,EGFR(epidermal growth factor receptor)遺伝子変異を有する腫瘍に有効なEGFR阻害剤1)や,ALK(anaplastic lymphoma kinase)融合遺伝子を有する腫瘍に有効なALK阻害剤2)など,治療対象を選択するための遺伝子検査が重要となっています.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.