Laboratory Practice 生理 超音波像の読みかた
婦人科―良性疾患
堀川 隆
1
,
箕浦 茂樹
2
1国立成育医療センター周産期診療部・不妊診療科
2国立国際医療センター産・婦人科
pp.1476-1481
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100904
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
超音波検査は侵襲がなく簡便に施行でき,近年の検査装置の発達により,産婦人科領域において視診・内診と並ぶ重要な診断法となった.
超音波検査はその簡便さからスクリーニング的に行われることが多いが,婦人科臓器の異常所見を見つけた場合はつねに悪性疾患の可能性を考えることが重要である.婦人科良性疾患と一言でいっても子宮・卵巣・卵管それぞれの機能性・炎症性・腫瘍性疾患などさまざまな疾患があるが,本稿では婦人科で目にする機会の多い良性疾患を中心にその超音波像の解説を行う.悪性疾患との鑑別については他稿を参照されたい.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.