グラフ
肉眼標本の見方<6>—その他
金子 仁
1,2
1国立東京第一病院病理
2日本医科大学病理
pp.1006-1007
発行日 1967年12月15日
Published Date 1967/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917189
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今まで病理総論的に病変を並べてきたが,今回は最後に"その他"として結石症(腎,肝),回虫症,発育異常(嚢胞腎,胎児性異栄養症,内脳水腫)を載せた。ことに回虫を有する肝はきわめて珍しいものである。終戦当時の剖検例ではたいていの屍体の消化管内に回虫を認めたが現在では一匹でも回虫を発見すれば珍しい方である。この例は終戦時の肝なので色褐せているがあえて載せたしだいである。
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