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ビタミンD受容体―最近の進歩
清野 佳紀
1
1岡山大学小児科
キーワード:
ビタミンD
,
レセプター
,
ステロイドホルモン
Keyword:
ビタミンD
,
レセプター
,
ステロイドホルモン
pp.1374-1376
発行日 1993年12月15日
Published Date 1993/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916957
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1.はじめに
ビタミンDは,肝臓で250HDに代謝された後,腎臓で活性型ビタミンD〔1,25(OH)2D3〕となって血中に分泌される.活性型ビタミンDの血中濃度は厳密に制御され,その作用は腸管,骨,腎などの標的臓器にある受容体と結合した後発揮されるので,ホルモンと考えられている.現在,体内の多くの臓器にビタミンD受容体が発見されている.活性型ビタミンDの作用の中には,受容体を介さない作用もあるとされている.
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