入門講座 血液
栓球算定法
寺田 秀夫
1
1昭和大医学部臨床病理
pp.513
発行日 1967年7月15日
Published Date 1967/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916676
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栓球と血液凝固
栓球は骨髄中の巨期球から生成される最も小さな血球(2〜4μ)で,血液凝固に重要な関係をもつもので,すなわち下記の4つの因子を有するほか,毛細管抵抗の維持に,また血餅退縮因子をも有して止血に重要な働きをしている。栓球第1因子:プロトロンビンがトロンビンに転化する相に作用する。栓球第2因子:フィブリノーゲンがフィブリンに転化する相に作用する。栓球第3因子:血液活性トロンボプラスチンの生成に関与する。栓球第4因子:抗ヘパリン作用。
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